スカウト活動って何?

 ボーイスカウトは世界中で受け継がれている社会教育の原点です。
 1907年、英国で行われた小さなキャンプから始まり、創始者ベーデン=パウエル卿により翌年1908年から本格的なボーイスカウト運動がスタートしました。

●友だちと遊び、技能を学ぶ楽しい一日

 ボーイスカウトたちの活動の基本は、休日を利用しての集会です。公園などにあつまり、みんなでゲームをしたり技能を学んだり、楽しさいっぱいの一日が過ごせます。

●キャンプやパーティーなどイベントがいっぱい。

 一年を通じて楽しいイベントに参加できます。キャンプに始まり、クリスマス会やお餅つきなど、すばらしい体験と感動にあふれています。

●奉仕活動などで、人の役に立つことの大切さを学ぶ。

 自分の利益のためでなく、人のために役立つことを進んで行うことの大切さを学ぶ奉仕活動。奉仕の心が忘れられている現代の日本では、とても大切な体験です。

●経験豊かな指導者が見守っています。

 ボーイスカウトたちが安全に楽しく活動できるように、専門課程を修めた経験豊富な指導者たちが指導します。少年たちの心をうまくとらえリードする、いわば先輩です。

●世界のスカウトが集まる日本/世界ジャンボリー。

 4年に1回、世界の国々のスカウトたちが一堂に集まる世界ジャンボリー、国内。海外の代表が集まる日本ジャンボリー。ジャンボリーは国際交流の輪を広げ、国際性を養う絶好の機会です。


ボーイスカウトQ&A

Q:ボーイスカウトって何ですか?

A:健全な青少年を育てる社会教育活動です。
 ボーイスカウトとは、自立心のある健全な青少年の育成を目的とした、世界的な社会教育活動です。子供たちの好奇心や探求心に応えるさまざまな活動を通して、心身ともにバランスのとれた人格の形成をめざしています。


Q:どんな活動をしているのですか?

A:野外生活を中心に、いろいろなことを学びます。
 野外活動、とくにキャンプ生活を通して、自然を学び、友情や協調の精神を育むことが中心です。普段は休日などに集まって、テント張りや炊事などキャンプの基本を勉強します。長期キャンプは夏休みに行います。また、低学年のスカウトは工作やゲーム、演劇などの活動が多くなります。


Q:ボーイスカウトは、お金がかかるのでは?

A:営利目的ではありませんから、費用は最低限で済みます。
 ボーイスカウトにかかる経費は、習い事や塾などと比べてはるかに安いのです。なぜなら、指導者が無報酬で奉仕しているからです。そのうえ、スカウトは「質素」を基本とし、贅沢や無駄づかいをしないように努めています。制服や持ち物も最初から全部そろえる必要はありません。


Q:それはどんな教育法ですか?

A:子供たちの個性と成長を十分考えた制度です。
 班別制度と進歩制度という独特な教育制度から成り立っています。班別制度は、小さな班(グループ)での活動を通じて、協力心と責任感を養います。進歩制度は、いろいろな項目を成し遂げることによって上級のスカウトに進んでいく「進級章」と、社会や自分に役立ついろいろな技能を修得することによって自己啓発をはかる「技能章」があり、子供の個性や心身の発育を十分考慮した教育法といえます。


Q:だれが指導しているのですか?

A:子供が大好きな人たちが、無報酬で指導しています。
 本職の教育者もいますが、その多くは、さまざまな職業の普通の大人が指導者です。共通なのは、みんな子供たちが大好きでこの運動に情熱を持ち、無報酬で奉仕していること。そういう人なら、簡単な講習を受けるだけで誰でも指導者になれます。


Q:ボーイスカウトは勉強の妨げになりませんか?

A:活動は休日の数時間。余暇を有効に生かせます。
 活動は、土曜日は休日の半日を基本として子供たちの余暇時間を利用して、遊びながら学びますから、勉強の妨げになる心配はありません。むしろ、集中力、自主性、自立心が養われ、普段の勉強にも、よりよい効果が現れるでしょう。公立学校では週二日制になり、余暇の過ごし方が検討されていますが、スカウト活動は奉仕をはじめとして総合的な学習を取り入れています。


Q:ボーイスカウトに入ると規則が厳しいのでは?

A:規則というより、自分自身に誓いをたてるのです。
 スカウトたちは、自分の行動の信条として「ちかい」「おきて」「やくそく」などを持ち、毎日これを守るように心がけています。これらは、日ごろご両親が子供たちに教えている、人間としてごくあたりまえのことを言っているのです。


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